「ダンス (振り)」って「自分の分身 (我が子)」と同じ!

ここ最近、「振付師」として様々な「振り付け」のオファーをいただく機会が少しづつ増え、大変ありがたく思っている。

そこで、ダンサー(振付師)にとって「振り」とはという視点で少し書いてみようかな(笑

アーティストの楽曲に対する振り作りというのと、コンテストやショーなどで自分達が踊る振り作りというのは、似ているようだが少し異なる部分がある。

楽曲に対する振り作りは、その曲のイメージやインパクト、アーティストやその他関係者の意向等々を取り入れて振りを考えなければならない。

自分達が踊る物は、自分達が持つ今の技術力の集結や、やりたい表現の発表の機会でもある。

しかし、それぞれ方向性や考え方が異なれど、どちらも自分自身の経験から来る「引き出し」と「クリエイティビティー」が鍵を握ることになる。

そんな経験値をいかに組み合わせ作品としてアウトプットをするのかという、演出・構成的な要素も必要となってくる。

時には、アイデアが出ずにもがき苦しみ、時には「神が降りてくる」(笑

そこで生み出された「振り」というのは、自分にとっては我が子同然なのだ。

アーティストが曲を書いたり、デザイナーがデザインを作ったりするのと全く同じ。

自分達が踊るではなく、アーティストに振りを提供する場合、その出来上がった振りは、そこから一人歩きを始め、「成長」してゆく。

提供した振りを、アーティストが受け取り、そのアーティストの感性や経験、技術力などにより、新しい解釈(見栄え)に変化をしてゆく。

時には「凄く良い変化」をする場合もあるし、また、その逆の場合もある。

30年近くダンスを踊ってきて、昔から感じて居ることで、いつもそういう恵まれた環境ではないのだけれど、やはりアーティストに振りを付ける場合は、アーティストとスタジオで向き合い、一緒に汗をかき、息づかいを感じながら積み上げて行く(振りを作って行く)事が俺は大切だと思う。

そうすることで、アーティストも、その振りに対する思いというのが入り込み、大切にそして愛おしくもって振りに向き合ってくれるからだ。

いずれにしても、振付師にとって「振り」は我が子。俺はいつもそういう思いで、送りだしている。

皆さんも、アーティストが踊っている踊りには、そんな振り付けをした人の気持ちが入っているんだと思いながら見てみると、少し踊りが違って見えるかもね!

カテゴリー: ダンス, 日々雑多な日常 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です