以前に日記にも書いた。名古屋市が貸し出しをしている「市民農園」。今年の貸出分に応募締め切り日の消印で応募し「どうせ当たらないよ〜」と思っていたのが、ラッキーにも当選。
今回、手に入れた農園は「長廻間緑地」という分区園で、約15平方メートルの広さ。
契約手続きを取り、今月の20日から使用可能になったのだが、体調不良や、バタバタと忙しく、全く農地に行くことが出来なかったんだけど、やっと時間を見つけて今日の午後行ってきた〜。
とはいうものの、家には農具が一切無いために、まずはホームセンターで農具の買い出しからスタート。
「鍬」やら「じょうろ」やら「スコップ」やら、必要最低限に必要と思われる物を買い込み、ついでに畑に植える「野菜の苗」を買い込む。
今日買ったのは「トマト」「ブルーベリー」「枝豆」「トウモロコシ」「とうがらし」。
なんせ、農地なんて物を手に入れるのは初めてだし、昨年うちの家の前でプランターでとりあえずなんっちゃって家庭菜園はした物の、上手く収穫できた物は……….。そんな超初心者なわけさ。
農園に着くと…….。既に、他の農地は凄いことになっていた(爆
皆さん気合い入ってるな〜。
色々と、他の皆さんの畑を参考のために視察。
ゴールデンウィークとはいえ、流石にゴールデンウィーク谷間の、平日の午後。少し離れた農地に1人お爺さんがいるくらい。
家の畑も負けじと、見よう見まねで畑を耕すところからスタート！硬くなっている土を、鍬で一度掘り起こし、買ってきた「腐葉土」を蒔き、更に鍬で土を混ぜる。
一通り耕せた時点で、今度は「畝(うね)」作り。
今回は、全部で、6本の畝を作った。
なぜ6本かって？隣の畑がそうだったから(爆
徐々に、周りの畑のオーナーさん達が水をやったり、手入れをするためにボチボチとやってくる。
参考にした隣の畑のオーナーさんは、無口で無愛想なおじいちゃん。
挨拶しても反応無し….(汗
反対の畑は、リタイヤ仕立て(?)って感じの年齢のご夫婦。斜め奥の畑のオーナーさんは、50台かな？って言うくらいのおじさん。
お隣のご夫婦は、結構気さくな方で、色々とお話しを、ド素人の我々になんだかんだと、畑のノウハウを教えてくれる。
ご夫婦いわく、無口なお爺さんは、畑に関してはチョットした有名なお爺さんみたいで、畑に関しては知識豊富だよ。と教えてくれた。
真似したのはこのおじいちゃんの畑(笑
畝が出来、まずは、プランターで昨年失敗し、もうダメだろうと思っていたブロッコリー。
今年、ダメだと思っていた苗から新芽がスクスク育っていたので、畑へ移動しちゃんと育ててやることに。
次に、今日買ってきた、トマトを植え、トマトが絡むための添え木も設置。徐々に畑らしくなってくる。
しかし、予想以上に畑の範囲が広く、購入した苗だけでは半分くらいしか埋まらず…..。急遽、苗の買い出しに相方が走る。
着々と、作業を進めていると、奥のおじさんが「余っちゃったから、サツマイモの苗いらないかい？」とサツマイモの苗を頂いた。
隣の無口なお爺さんも、流石のド素人ぶりに業を煮やしたのか(爆)。これはこうした方が良いとか、色々とアドバイスを。なにげに話し始めると、良い感じのおじいちゃんで、単純に「人見知り?」「不器用?」なだけなのかなって感じ(笑
実際にね、土をいじって体感してみると「畝」ひとつとっても、奥深いんだよね〜。畝の作り方も色々あり、用途によってその技法を使い分ける。そういう観点で他の畑を見ると「あ〜〜〜。だからあそこはこうなってんだ〜〜」とか勉強になる。
なるほどと思ったのが、苗を植えるとき、単純に穴を掘って苗を入れ、土をかけるでしょ。この穴を堀、苗を入れる前に、一度水をそこにかけてやる。そうしないと、上手く水が根に回らずに枯れてしまうことがあるらしい。
チョットした些細なことなんだけど、なるほど〜というか、経験者は「自分で失敗し、それで気がついたんだな〜」っていうようなテクニック。
普段、絶対にコミュニケーションを取る事があるような人達ではない人種の人達。
でも、この「畑」というのを通じて、会話が成立し、金髪で強面な俺にでも、気さくに声をかけてくれ、色々アドバイスをくれて、世話を焼いてくれる。
なんか、とても居心地が良く、楽しい！
手入れをしに来た方々は、短時間でお帰り。「頑張るね〜」と声をかけてくれながら「お先に〜」と帰って行く。
そうそう時間をたっぷり作れるような身分でもないので、時間のとれるときに、やらないと先に進まないんだよね〜。
そして、畑に来て5時間近くが経過し、ようやく、なんとか畑が完成！
これからしばらくは「水やり」に通わなくちゃならない。
朝の散歩を済まし、出勤前に一度を畑に来て水やりをするペースを作らねば。
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