供血犬(ドナードッグ)の存在ってご存じですか?

なんか、犬系のネタばかりな日記でスミマセン…。
別に、何かにとりつかれたわけでもなく、洗脳されているわけでもなく、たまたま、そう言った情報が周りに氾濫しているだけのことです。

で、その中で、なんかしら心に引っかかた物をつらつらと書いている。それがこの日記を読んでくださっている人の何かに引っかかることがあれば幸いかと。

「供血犬」それは読んで字のごとく、手術や病気によって、患者の犬に血を輸血する犬のこと。
家で飼っていた、ブレイク(一昨年他界)も、極度の貧血に見舞われ、相方である「ブギー」が輸血を行った。この血液を提供する側を「供血犬」と呼ぶのだが、今回の「供血犬」は少し違う。

輸血をすることを目的として、それだけの為に「病院で飼われている犬(猫)」の事である。
ネット上でこの「供血犬」というキーワードで検索するとかなりの数のページがヒットしてくる。

病院で飼われている供血犬の多くは、ある種「かなり可愛そうな環境下」で飼われていることが多いらしく、中には裁判問題にまで発展したケースもある模様だ。
今回は、こういう環境下で飼育をしている病院を非難するつもりもなければ、愛護団体のように大きく声を上げるつもりもない。ただ、その存在という物を少しでも多くの人に知っていただきたい。そして、何かを感じ、何かを考えて欲しいだけである。

実際、その「供血犬」の子がいてくれるおかげで、救われる犬や猫が多くいる。それはとても素晴らしい責務を担っている子達。しかし、その彼らの日常の生活が、あまりにも愛情に乏しく、且つ、粗悪(そう言い切ってしまうのには少々抵抗も感じるが)な環境下だと言うこと。

犬や猫のオーナーがもっと、そう言った子達の存在を理解し、何かできることを、献身的に行動を起こせば、何かが変わるんじゃないかと、俺は個人的ながら思っている。
昼夜を問わず、必要とされるのであれば即座に対応できる。その事によって、ペットオーナーとして他の人の家で飼われている子供の命を助けることが出来るのだから。
そして、それはいつしか自分にも返ってくることを認識するべきだから。

ブレイクの場合も、その必要性は「突然」訪れた。家は、幸い多頭飼いだったため、即座に対応が出来たけれど、多くの家庭は1頭での飼育が多いと思う。そう言った場合、当然、他の家庭に協力をしていただかなくてはならなくなる。
それは、それぞれに「お互い様」なのだ。

家は、猫が3匹いる。その3匹ともお世話になっている病院に「供血猫」として登録がしてある。そして、必要であれば、24時間いつでも可能な限り対応する覚悟はある。
人間が、少しの労力を惜しまないことによって、救われる命が存在すると言うことを認識しているから。
そして、それは、いつか家にも同じ状況が訪れるかも知れないという事を知っているからこそである。

今、自分に出来ることは何なのか。自分の家の「家族」に対して最大限の愛情を注ぎ、そして、その気持ちを、他の家族と分かち合い、助け合える。
そんな小さな安心、心遣いが、大きなネットワークとなり、力になるんじゃないだろうか。

次に、病院に行くことがあれば、ドクターに自ら尋ねてみてください。
「ドナーが必要なときは声をかけてくださいね」と。


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